さくら
どれくらいの量の言葉を尽くすかで、ひとつの物語がみえる。
説明はいらない。
でも、対話をしないとほんとうのところは知ることができないし、したとしても、知ることのできないこともある。
想像だけで信じられるほどの安定からは
まだ遠い。
落っこちる瞬間がみたい。
ふと思い立ったみたいに、ふわっと舞うところがみたい。
その瞬間を写したいと、駅の階段を降りながら思う。
感受性は外に出たらしまっておかないと、疲れる。
しまい方がわからない。
知ってる人を前にしたら、かならずころせる。
ころしたぶんは、ひとりになったら現れる。
どうする?
時間が流れる。
表現するほど、あふれていない
かわりに
涙があふれる
背負う
風邪をひく
わたしが撮った写真に、わたしはいない
明記してください。
いつか、ひとをすきになったら、
分かち合うことをしたい
自分勝手でごめんなさい。
謝ったらゆるされると、思っています。
ゆるさないことは、憎むこととおなじ
ゆるすことは、ほんとうに愛ですか?