自意識

出会いばかりの日々の中で、人と話すことに緊張して自然に言葉が出てこなかったり、どこまで気を遣えばいいのかわからなくなってしまったり、人を目の前にすると、頭の中は大汗をかきながらあれやこれやと考えてしまう。

会った人の数だけ自分も増えていくようで、自分の意思が何処かに行ってしまって、なかなか見つけ出せずにひとつに決められない自分を情けなく思う。

なんでも言い当てるで有名なおばちゃんに、「あなたの色はレインボーで、何色の人にも合わせられるけど、みんなはあなたがなにを考えているのかわからないと思ってるよ」と言われて、そんな言葉に惑わされてる自分に呆れたし、わからないと言われても、だれも他人のことなんてわかるわけがないのに…と悔しかった。

そう感じたのも、実際自分の人との関わり方をずばり言い当てられていて、人によって態度をおおきく変えてしまうことでほんとうに大事な人の信頼も失っているんじゃないかと不安になったからだった。

この話をすると、人によって態度を変えるのはみんなするってみんな言うけれど、わたしは自分の考えも変わっちゃうから、自分のことも信じられなくなってきついなーと思うのです。

ある人を目の前にして本気で思っていたことも、ひとりになったり他の人を目の前にするとほんとにそうかな?と、思ってしまって、主義主張がぐらぐらするのに酔ってしまう。(車に酔うの酔うです。)

それに、自分があくせくひとに無駄な気遣いを働いているがゆえに、勝手にどっぷり疲れて、反対に、他人の気遣いを垣間見るとすごく労わりたくなってしまうし、なんなら申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

そんなこと思ってないひとだっているのに、目の前にいるひとに集中しすぎるせいなのかな。こうして言葉にしてみると、ただの考えすぎに思えてきたけれど、ひとひとりと関わることに毎回神経すり減らしていたらきりがないからどうにかしたくて、減っていくたび、落ち込んでいます。

でも!ここからが本題で、昨日もバイトで新しい出会いがいくつかあって、また落ち込んだのだけれど、帰りにひさしぶりに漫画を買って、好きなものを好きだと思うだけで心が満たされる感覚を思い出して、その感覚さえあれば自分の意思とか他人とかどうでもいいじゃん、この気持ちがあればそれでよかったのに、と思い直した。

人間関係のことだけではなく、悩んで考えて落ち込んでから抜け出せないのはきっと、この気持ちが欠けていたからなんだなと気づけて良かった!

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鬱ばいばい