いきてるだけで、
美しいというのはいつでも主観に過ぎなくて、それを映像で表したところがほんとうに秀逸だった。
揺れる青のスカート
蹴り上げた足
走るという行為よりもさきに感情で前に進む
疲れた
いつのまにか、眠りに落ちてしまうほど
疲れた
目覚ましをいくつかけても起きられないほど
疲れた
自分の揺るぎないところを知ると絶望する
あの美しい瞬間を見るためにそれ以外の時間が存在する
まだ追いつかないで
わたしがわたしと別れたいと願えば願うほど、
自分への愛が強くなっていること
自己完結の愛が本物だと思う
他人を愛すことはその次
そこから漸く絶望にシーツを敷けるようになる
そうして身体を休めるためだけの眠りが訪れる
おねがいします
そのしあわせをください
おんなじように、疲れてくれなくていいから
ただ一緒にいたい
と今日もねがうよ
ねがいの上書きをゆるしてね